ちゃんと出す相手をリストアップして年賀状を出したつもりだったのに、前年が喪中だった為に出すのを控えた相手だったり、新たに知り合った方などで、出していない方から届くこと、ありますよね。
今回は、そんな「出していない相手から年賀状が届いた」時の対処法やマナーについて、また、諸事情により「1月7日までに年賀状が届けられない場合」のマナーについて、併せてご紹介します。
出していない相手から年賀状が届いた場合のマナー
出していない人から年賀状が届いた時、思わず焦ってしまうと思いますが、そんな場合にすることは、とにかく出来るだけ早めに返礼することです。
ただし、年賀状が届いた後にメールで返すのはマナー違反といえます。
どんなに焦っていても、はがきで届いた挨拶状には、やはりはがきでお返しするようにしましょう。
また、返礼する年賀状に記載する日付に関しては、元旦に出せるようなら、日付は元旦にしても問題ありません。
ただし、投函するのが2日以降になってしまう場合は、その日の日付に直した方が丁寧です。
また、出していない方への返礼の場合は、年賀状をいただいたお礼や、遅れたお詫びも忘れずに書き添えるようにしましょう。
さらに、先方としばらくご無沙汰しているような場合は相手を気遣う言葉も添えると良いでしょう。
そうする事で、先方に対してより誠実で、心が伝わる年賀状になります。
※なお、返礼の年賀状は、1月7日（松の内）までに届くように出しましょう。
お礼やお詫びを添えた文例
１．恩師や上司など目上の方への返礼では、賀詞や言い回しも丁寧にしましょう。
お心のこもった年賀状を戴きましてありがとうございました
年の瀬の慌ただしさに紛れてご挨拶が遅れましたことをお詫び申し上げます
旧年中は公私にわたり格別のご指導を賜りありがとうございました
今年も変わらぬご指導のほど 心からお願い申し上げます
２．友人や後輩などへの返礼では、あまり堅苦しくなりすぎない素直な表現で構いません。
素敵な年賀状を戴きましてありがとうございました
また挨拶が遅れてしまい失礼しました
昨年も色々とお世話になりましたが
今年もお互いに頑張りましょう
どうぞ宜しくお願いします
先方への到着が1月８日以降になりそうな場合のマナー
旅行やその他の事情で、年始に戴いた年賀状がすぐに確認できずに返礼が遅くなったり、あるいは先方からの年賀状が届いた日が遅かったりと、返礼しても先方への到着が1月7日（松の内）を過ぎてしまうような場合があるかも知れません。
そんな時は、年賀状として出すのではなく、寒中見舞いとして出しましょう。
なお、寒中見舞いは、2月4日（立春）までに出します。
また立春にも間に合わない場合には、「余寒見舞い」として出すと良いでしょう。
